Before
QRがバラバラ。LINEで入退山連絡。紙・フォームで活動報告。利用者データが残らない。健康・観光・保全が別々に動く。
Mountain DX / DUCK
山岳DXは、技術導入そのものを目的にしたものではありません。誰が、いつ、どこで、何をしたか。山で起きている活動をOWL Passportで記録し、DUCKが上空から把握する山林の変化と重ねて、利用管理・安全管理・森林保全・健康づくりを一つにつなぐ。それがOWLクロスフィールドの運用基盤「Mountain DX OS」です。
01 / BACKBONE
塩崎理事長が示したこの一文を、桐生ドローン利活用協議会領域の基礎に置きます。個々の事業の羅列ではなく、地域の情報を記録し、残し、必要な人が使えるようにしてきた流れとして整理します。
パソコン通信「わたらせネット」から、地域情報の蓄積が始まる。
NPO法人 桐生地域情報ネットワークを設立。インターネット時代へ移行。
FM桐生を立ち上げ。地域情報を記録し、伝える基盤を広げる。
ドローンによる空撮・調査へ展開。空からの地域情報アーカイブへ。
02 / DEFINITION
地上では、OWL Passportが「誰が・いつ・どこで・何をしたか」を共通の記録として残します。上空では、DUCKが山林の変化を把握します。この二つを重ね、山の利用と状態を地域で扱える情報へ変換すること。それがOWLクロスフィールドにおける山岳DXです。
OWL Passportが、入山・活動・下山を「誰が・いつ・どこで・何をしたか」という共通の記録として残します。
空撮、赤外線、マルチスペクトル、放送機能で、人が入りにくい場所の変化を確認します。
山林、登山道、獣害、災害時の状況を保全会・行政・消防・地域団体が使える情報に整え、OWL Passportを通じて歩く人に返します。
02b / OPERATING SYSTEM
山の運営には、いくつもの記録が別々に存在してきました。QRがバラバラ、LINEで入退山連絡、紙やGoogleフォームで活動報告、観光利用者の実態は分からず、保全活動と利用者はつながらない。健康施策も別のシステム。OWL Mountain DX OSは、これらを「誰が・いつ・どこで・何をしたか」という一つの記録に揃えます。利用者に見えるのはOWL Passportだけ。歩く、守る、遊ぶ。今日の使い方を選ぶだけで、裏側ではすべて同じ基盤に記録されます。
OWL Wellness Passport
登山・森林ウォーク・健康づくり。チェックインから歩いた記録、訪問履歴まで。健康設計は株式会社YouCAREが監修します。
OWL Green Passport
森林保全活動。入山から下山までの作業内容と活動時間を記録し、森林活動記録へつなげます。
OWL Active Passport
MTB・オフロード・キャンプ・イベント。受付・誓約・安全確認からチェックアウトまで。
QR / NFC / Web → OWL Passport → チェックイン → 活動 → チェックアウト → 共通の記録 → 利用・安全・保全・健康のデータへ
QRがバラバラ。LINEで入退山連絡。紙・フォームで活動報告。利用者データが残らない。健康・観光・保全が別々に動く。
入口は一つ(OWL Passport)。記録は一つ(共通イベント)。利用・安全・保全・健康がつながり、「山を管理する」から「山の価値を見える化する」へ。
現在はOWL Mountain Parkと吾妻山周辺を実証フィールド(Living Lab)として、自社のフィールドで運用・改良を続けています。QRによる入退山記録は運用中、NFCと森林活動記録の台帳連携は今後実装予定です。他の山域・団体への提供は2027年以降に向けて準備中で、現時点で提供中の商用サービスではありません。
03 / FUNCTIONS
01
山中にいる人への呼びかけ、区域閉鎖や下山案内、所在確認を支える上空からの見守りです。緊急時の判断は公的機関が担い、民間は情報提供に徹します。
02
赤外線カメラでシカ・イノシシなどの熱源を捉え、入山前の注意喚起や区域設定に活かします。森業アワードでは、行政にも伝わりやすい実績領域です。
03
災害時の被災状況、不明者捜索、山火事の火点把握や鎮火後の残り火走査など、地上から見えにくい情報を短時間で把握します。
04
NDVIなどの植生指標を用い、樹勢低下木や枯損木を把握します。クビアカツヤカミキリなどの被害調査にもつながります。
04 / PASSPORT
OWL Passportは、Mountain DX OSの地上側の基盤です。誰が、いつ、どの山域に入り、何をして、どのように戻ったのか。歩く人も、守る人も、遊ぶ人も、同じ一つの記録に残ります。その記録とDUCKが取得する上空からの情報を重ねることで、山を守り、安全に使うための判断材料が増えていきます。
鳥獣出没、倒木、区域閉鎖、飛行予定、乾燥時の火気注意をLINE・OWLパスポート導線で知らせます。
下山報告、活動記録、保全協力金へつなげ、守る活動の記録は森林活動記録(林野庁への報告資料)へ変換できる形で残します。山を使う人が山を支える循環をつくります。
05 / ROLES
機体運用・操縦・撮影・調査の実施主体。地域情報アーカイブの流れをドローンへ展開します。
OWL Passport(Mountain DX OS)を運営し、取得情報を山域運営、保全活動、来訪者への発信へ接続します。健康領域の設計は株式会社YouCAREと協働します。
災害時・捜索時の判断と指示を担います。民間側は情報提供と記録整理に徹します。
表記:初出では「一般社団法人 桐生ドローン利活用協議会(DUCK)」、以降はDUCKとします。